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《 2018.11.19 》

「ケアマネが蚊帳の外でいいのか」 NCCU、来秋の介護職の賃上げで異論


《 NCCU 染川事務局長 》

来年10月に行われるベテランの介護福祉士を中心とした賃上げをめぐり、介護業界で働く人でつくる労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」が16日に会見し、厚生労働省に異論を唱えた。
 
居宅介護支援を対象から外す方向で検討していることについて、「介護はチームケアで成り立っている。心情的な軋轢が増大し、現場はもっと大変になってしまう」と問題を提起。「ケアマネジャーには介護福祉士の資格を持っていて経験を積んでいる人が多い。そういう人たちを蚊帳の外に置いていいのか」と再考を求めた。
 
来年10月の賃上げは勤続10年以上の介護福祉士が中心。現場を長く支えている人を評価して将来を描きやすくし、業界に参入してくる人を増やしたり離職を防いだりする狙いがある。厚労省は新たな加算を創設する方針。ベテラン介護福祉士に優先的に配分するルールとする考えで、介護福祉士がいない居宅介護支援や訪問看護は対象外となる。今月22日の審議会で方向性が固まる見通しだ。
 
NCCUの染川郎事務局長は会見で、「介護従事者全体の処遇を改善すべき」と主張した。加えて、「ケアマネと介護職員の賃金は近接してきた。これが新加算で逆転することになれば、ケアマネを目指す人はさらに少なくなる」と指摘。「介護の質の低下も懸念される」と述べた。

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