広告

Report

《 2018.11.22 》

診療報酬、来年10月に引き上げへ 病院の消費増税の出費を補てん 厚労省方針


《 21日の分科会 》

来年10月の消費増税に伴って増える医療機関の出費を補てんするため、厚生労働省は診療報酬の初診料や再診料、入院基本料といった基本診療料を引き上げる方針を固めた。21日の中央社会保険医療協議会の分科会に対応案として示し、委員から大筋で了承を得た。
 
第19回 医療機関等における消費税負担に関する分科会
 
医療サービスは非課税。患者から消費税を徴収しないため、医療機関には仕入れや設備投資などに伴う税負担が重くのしかかってしまう。厚労省はこれまでも、消費増税のタイミングで診療報酬の引き上げを実施してきた。介護報酬も同様。来年10月にも改定を行い、各サービスの基本報酬を少しずつ上積みする予定だ。
 
税率が5%から8%になった前回の2014年4月、診療報酬は初診料、再診料、入院基本料などが引き上げられた。ただ厚労省の調査で、医療機関全体の補てん率が必要数の92.5%と不十分だったことが発覚。診療所(補てん率111.2%)が病院より手厚くなるなど、配分の偏りも明らかになった。厚労省は来年10月、入院基本料の引き上げにウェイトを置いてバランスをとる考えだ。
 
この日の中医協では、歯科や調剤についても報酬を引き上げる方向性が確認された。来月の中医協総会で正式に決める。具体的な引き上げ幅は、来年度予算案の編成過程で固まる見通し。

広告